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(株)マイスタリン・社長ブログ

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ノートルダム大聖堂

ノートル・ダム大聖堂

1163年に着工された初期ゴシック大聖堂の傑作。ヨーロッパ各地で見られるゴシック様式はパリ周辺のイルドフランスが起源です。

帝国における神とその皇帝の城として強制的建築労働のロマネスク時代から、建築家・芸術家・市民の姿とギルドの誇りが残されるようになるゴシック様式の起源となる場所に建つ、初期ゴシックの大聖堂。現代のフランスの文化発祥の中心地。フランスにとってエルサレムに近い聖地なのではないかと思う。

「文化芸術」は皇帝や貴族ではなく、その場所その土地で生活する人々の中からうみだされ発展していくものとなる時代の節目になったゴシック期。その歴史的な証拠を後世に残し社会構成と権力の時代の推移を顕著に表す建築物であるノートルダム大聖堂。とてつもなく大切なものが焼けてしまいましたね。

ノートルダム

初めてここを訪れた時から、この大聖堂の右斜め後方の空から何かに見られているように感じた不思議な土地。パリに到着したら必ずここに挨拶に行かなくてはいけない気分になる私にとってすごくすごく不思議な場所。キリスト教徒ではないけど観光地ではなく神聖な巡礼地という方がふさわしい気がするのです。

神が存在する大聖堂ではあるけれど、この大聖堂を守り敬ってきた人々の魂のようなものに呼ばれたのかな?と敬意を感じる不思議な場所。フランスの芸術文化の起点の地。恐らく私だけでなくシックスセンスの強い人や感受性の強い人が何かを感じて呼びよせられる場所だと思う。

このパリのノートルダム大聖堂には、京都の六角堂と同じ「何か」を感じると思っていたら、ここはパリの地図上の中心地なんですね。六角堂(紫雲山頂法寺)も京都の中心地点で「へそ石」があります。華道家元池坊が住職であるお寺ですが、このあたりも同じく京の町の人々が文化芸術を守り育てた場所。西国三十三所の巡礼の札所。国も宗教も違うけれどある意味で歴史的には同じ「何か」を持つ場所ですね。「何か」に見守られている場所。

ノートルダム

スピリチュアルな人ではないのだけれど、何かに呼ばれたなと思う場所と、歓迎されてる場所と、歓迎されてない場所と、気持ちが良い場所、気分が悪くなる場所、その土地にある何かを感じることってないですか? まあまあ長く生きていると自分の意思に関わらず、目に見えない運命の導きはあることを認めざるえないことに遭遇するので、「何か」の直感には「何かある」ことを認めることにしているのです。

感受性が鋭いだけでスピリチュアルな人ではありません。多分。

ノートルダム・ステンドグラス

日本では、「平成」が終わり「令和」への新しい時代の幕開けへの切り替えを人為的にすすめていますが、同じタイミングで歴史を刻む象徴のノートルダム大聖堂の尖塔が神聖なイースターの直前に焼け落ちてしまったのはただの偶然ではないような気がします。

目に見えない「何か」からの時のメッセージなのでしょうね。と、結局スピリチュアルに括っておきましょう。

 

 

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