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(株)マイスタリン・社長ブログ

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花伝書(風姿花伝)

秘すれば花

ふと目を通したくなった世阿弥の「花伝書」風姿花伝。読んだかどうかは別として学生時代に聞き覚えのあるはずの古典ですよ。

「花伝書」ですが「花」の伝書ではなく、芸能者を花に例えた「芸能」についての伝書です。芸術論であり人生論。

古文ではなく倫理の先生が「花伝書」は学生が読んでもわかるわけがない。でも学生の間に読んでおかなくてはいけない。いつかこの意味がわかる時が来る。でも一生わからないかもよ〜(笑)と天邪鬼な助言が面白かった制服時代の記憶。

そして国文科女子大生の感想「さるって何?」

通勤電車の中で読み返した二十代OLの感想「芸能人ではないので関係ない。」と思ったのに、三十代でまさかの再会。

歴史的なヨーロッパ文化を学んだドイツでの学生時代に、華道を正しく外国でも伝え教えることのできる能力を磨き直すべきと考え、帰国と同時に華道書籍や写真集、世界中へ届けられる日本で最も古くから刊行され続けている月刊誌の企画・編集・取材・執筆・撮影等の仕事に。

いけばな発祥の地の総本山から20万人超の門弟(お弟子さん)へ、その裾野へ広がる把握不可数の世界中の華道人へ日本文化の温故知新、先人の教えを正しく伝えるため、若輩者が大先輩へアウトプットするためにタイムマシーンにのる(違)いつの時代で生きているのかよくわからなくなるような文献や資料等に囲まれながら「花伝書」も解読。「全ての芸を極める人のための芸術論」だと感じる。三十代の感想「なるほど。」

そして、久しぶりに読み直してみたところ「人生を極めるための人生論」だったのかと高校の先生の助言への謎がとける。経験を積まなければ心には届かない内容が秘められている秘伝書だということ。経験値の浅い時には全く理解できなかったものが、読み返すたびに理解する内容が増えて、解釈が深くなっていくことを明確に実感する人生論。四十代の感想「まいりました。」

また何年後かにはどの秘伝がとけるのだろうと自身の中身の過去と未来を客観視できることが面白い人生のバイブルだと思う。わからなくてもとりあえず読めの答え。

国を問わず文化・芸術・芸能に携わる人は何度も読むことをお勧めします。ということを何度か読んでやっと気がついた次第。「師」という存在への精神性が消えゆく日本社会で本質とは何か?を知る道しるべ。

花伝書

↑雰囲気が出るように、床(とこ)で写真を撮ってみたら夢に出てきそうなので早々に撤収(怖)

「花伝書」の時代背景がわかるように日本史のおさらいをすると、室町時代、北山文化金閣寺に始まり東山文化銀閣寺の頃には同朋衆の活躍により伝統文化諸芸が勃興します。現代でも受け継がれている古典文化である、能・茶の湯・いけばな等の上方文化を、観阿弥・世阿弥(猿楽・能)、千阿弥(茶)、 村田珠光(茶の湯)、台阿弥・立阿弥(花)、池坊専応(生花)が確立します。

観阿弥(父)の口伝を、世阿弥(子)が伝書として書き記し、一子相伝の秘伝書として数百年間世間の目に触れることなく伝えられてきた秘伝です。秘すれば花。

古文と様々な現代語訳版が沢山出版されています。英訳もあるみたいです。今回は軽く読みたかったのでソフトな講談社文庫にしてみました。古文と現代語訳と解説があるので誰にでもおすすめ。

現代語訳の筆者の序文によると、今から600年も前にこのような体型的な優れた芸術論は西洋にも東洋にも存在しないらしいです。日本人の宝かも。カンフーパンダの巻物と同じ意を記す秘伝書なり(^_−)−☆

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