スカビオサ・花スケッチ6回目
西洋マツムシソウとも呼ばれ、80種類ほどある西洋のマツムシソウがスカビオサです。
本当にたくさんの色と花弁の咲き方にも違いがあるのが面白いお花です。
色、花全体の形や、伸びやかな茎の面白さを意識して多用する小花なのですが
スカビオサの花をこんなにもまじまじと観察したのは初めて。
これまで、点の集まりとしてしか意識していなかった小さな花弁達一枚一枚が
とっても器用な形で広がっていることに驚きました。
日本のマツムシソウは、日本の自然への美意識を表現できる和花で茶花にも使われますね。
学名で分類すると、Scabiosa マツムシソウ科なので 大きく分けると同じなのですが
スカビオサとマツムシソウはとっても似ているにもかかわらず使い分けられます。
洋的な演出のできる、洋花のスカビオサ
楚々とした和の演出のできる、マツムシソウ
フロリストの中では、ごく一般的な通年して手に入る花なので
チューリップやガーベラと対してかわらない普通の花の感覚なのですが・・・
一般的な知名度はこの花もどうやら低いみたいですね。
ということは、スカビオサの入っている花束は私が思う以上に
珍しく感じてもらえていたのなら、これ幸い!
スカビオサは、蕾→満開→散るという段階がはっきりしていないため
蕾でも、咲いている最中も、咲ききった後も、しおれるまでずっと
どの状態でも様になる最初から最後まで楽しめるお花です。
ちょっと一輪そばに飾っておくお花としてオススメ!
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