「六角堂・頂法寺」 いけばな発祥の地とされる京都の中心に位置するお寺
聖徳太子が沐浴した池にちなんで池坊、華道家元の総本山です。
歴史をさかのぼり、史実をたどれる華道史はすべて池坊へ行き着きます。
文献で確認できる華道の歴史は池坊から始まり、長い長い時代を経て枝分かれし
現在存在する、華道・いけばなの流派は300流派を軽く超えています。
どの流派も素晴らしく、学び・磨き・極める価値の高いものですが、
いけばなの根源を知りたい、日本文化としての華道の根っこを知りたいのであれば、
ここ六角堂が華道の家元、いけばな発祥の地といえます。
(ドイツ帰国後、マイスタリンが起業する前に働かせてもらっていた場所です↓)
ここで働く前までは、いけばな・華道の仕事というのは古めかしい場所で
このお寺の中で行うような仕事だと想像していたのですが・・・
実際は、六角堂の後方に写っている10階以上あるビル全てと隣のビルも含め
日本国内に限らず世界中の池坊華道人、20万人以上の人たちを組織・統括する
大きな会社のような感じです。華道を世界中に伝え続けるべく様々な業務が行われています。
世界各国から国賓クラス、超ビップな方たちも日本文化を知るために訪問されます。
文化論は数あれど・・・文化とは、お金には換算できない国の宝ですものね。
一度足を踏み入れると、華道に対する固定概念が変わる方も多いはずです。
このビルの中には、いつでも誰でもはいれるわけではありませんが、
いけばな資料館など事前に許可があれば、入館できる場所もありますよ。
↑一言願い地蔵↑ 願い事は一つだけ!
ちょっと頭を傾けて、願い事を聞いてあげようかどうしようか悩んでおられるお地蔵さまです。
六角堂には説明すると、こんなところにこんなものが!!と思える
興味深いものや面白いものがたくさんあるのですが
時間がなく雨の中だったので、今回はマイスタリン一番のお気に入りのこのお地蔵さまだけ。
また次回、訪問した時に色々と説明をしたいと思います。
京都の中心地のとても便利な場所にあるので、
お花の仕事をしている方は是非に、お花には興味のない方も日本人として、
世界に誇る華道文化の発祥の地にお参りに行ってみてくださいね♪