(株)マイスタリン・社長ブログ

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にゃんこ喫茶

年始のご挨拶もせぬままにあっという間に2月も逃げて行こうとしている2022年の初ブログ。遅くなりすぎましたが本年もどうぞ宜しくお願いいたします!

2020年からのコロナをきっかけに、これまでの普通とこれからの常識が違うことが普通に定着する年になる気がしますね。私個人は変化に強いタイプなのでコロナ禍でゆらゆらさせられるのもそれはそれと思える今日この頃。コロナウィルスそのものには未だ感染せず命も健康も失ってはいないからいえることですけどね。

さて2022年もにゃんこネタから始めます。というのも・・・

にゃん、にゃん、にゃん、にゃん、2022年2月に、にゃんこ喫茶をオープンしてみました。猫のいる空間で猫たちに癒される人間のためのカフェではなく、アトリエの庭を抜け道利用している地域猫のための休憩場。人が猫に癒されるカフェではなく、猫に人間が窓からしみじみ観察されカリカリを注文される喫茶です。繁盛すればするほどに赤字にしかならない店でございます(笑)

オープンした理由は、雨の日も雪の日も暴風の日も必ず毎日玄関に遊びにきていた黒猫兄弟が突然姿を消してしまい心配すぎたから。。。

玄関扉外に餌は置けないので、安全なこちらを見つけてくれればと庭の窓際に少量のカリカリを置いてみたところ、周辺の地域猫達に大繁盛。庭先は2種の住宅地エリアを往き来できる獣道ではあるけど、こんなに目の前を色んな猫が行き来していたことを知らずにいたなんて無関心とは恐ろしい。

※さくらねことは去勢不妊手術済みTNRのあかしに耳先をVカットされている一代限りの命を生きる飼い主のいない猫※
カットされた耳が桜の花びらのようなので桜耳のさくらねこ。喧嘩やケガで耳がちぎれているのではありません。


真上から見ると茶地に黒トラ柄で本当の虎みたいな三毛虎のミイちゃん。左桜耳の小顔でおしゃまな女子。

敷地内とはいえ無闇に餌を与えてもいけないのでカーテン全開で外を見ながら仕事をしつつ「カリカリ!!」と窓外から猫の目力で無言の圧がかかると1匹ずつ確認し小皿にいれて食べてもらう。気の向くままに休憩していく雨風もしのげるふかふか毛布のあるにゃんこ喫茶。

優しくて食いしん坊の茶太郎。去勢済みでなければボスになる猫だと思う。右桜耳のどすこい系男子。

地域猫といえば聞こえがいいけれど、沢山の野良猫が人目を忍んで毎日頑張って生きているんですよね。猫にとったら余計なお世話かもしれないけれど切ない。面白猫ネタ多すぎてブログに書く暇がないけれど、今日は人生初の出来事にびっくりしすぎたにゃんこ喫茶の珍事件です。

夕方、日が落ちたころ玉ちゃんがカリカリを食べ残したままダンボールベットですやすや休憩していて起こしても悪いので、茶太郎がきて残りのカリカリ平らげたらお皿を下げてシャッターを閉めて帰宅しようと思いながら残業。

物音を立てない上品な玉ちゃんがバタバタ飛び出しあまりに挙動不審だったので、玉ちゃんのいる左側の窓を急いで開けて平和を乱す猫は入場禁止!!と後から来た猫を怒ろうと思ったら初めて見る銀黒縞の太い尻尾。誰?

左を開ければ必然的にしまる右側の窓から見下ろすと普通の猫の3倍幅の茶太郎より倍以上はある大きさで、銀色に光るみたことないでっかいでっかい背中。

窓をバーンとあけると、まず猫は猛ダッシュで人の手の届かない安全な塀の上に一瞬で飛び上がってからこちらを伺うのに、怯む様子がないどころか窓にドカドカ近づいてくる。なんかやばい気がしたので玉ちゃんが逃げたのを確認し、すぐに窓を閉めて観察するも、室内が明るくて外が暗く、真下付近にいるので、姿が確認できない。

こういう時に便利なのがIphonのカメラズームとナイトモード!急いでレンズから外を見る準備をして窓正面を見た瞬間がこちら!

アライグマ

えっ??なにこれ?窓にベタっと手をかけて室内の私をまじまじと覗き込む獣。窓で遮られているものの至近距離20センチ。夜に室内からカメラで撮るとこんな感じだけど、実際はバーン!ともっとリアルに目の前にこれで、ひえーってそのまま後ろにこけそうになった。。。

あれっ?私は今どこにいるのだっけ??日本の大阪の郊外の森林も山もない住宅地のはず。。。いろいろパニック。

ドスドスガサガサ音がしたので1匹ではないなと思ったところ窓から私を凝視している獣とは別に後方にも。網戸越しにズーム撮影。

アライグマ

玉ちゃんの残したほんの少しのカリカリをガツガツ食べて周辺一帯をくまなくチェックして獣達は去っていった。気配がなくなってから窓を開けて外を確認したらすごい獣臭。生臭い。今写真でみると意外にかなり可愛くて逆にびっくりしているのだけれど、実際はすごく厳つくて「獣」って感じでゾワっとなる怖さ。

他の写真もみながら調べてみたところ「アライグマ」に一致。あらいぐまラスカルの仲間。”ありがとう♪僕の友達♪ラスカルに会わせてく~れ~て♪”とか歌ってる場合ではない。

大阪の住宅地で「たぬき」でも「いたち」でもなくて「アライグマ」の集団に窓から観察されるなんてことある???驚きすぎて調べ直したところ野生化した「アライグマ」の被害が都会の近くでも起きている模様。アライグマは防除対象となる国の特定外来生物獣で、要は害獣に認定されていたのですね。

カブトムシに始まり野良猫に続きアライグマ。最近遭遇するものが送ってくるメッセージがあるとすれば、地球に害をなす最たる害獣は人間だと自覚しろということ。命を繋ぐために食物連鎖で他の生物の命を捕食するのではなく、ただ利己的に他者の命を奪う残忍な生き物は恐らく人間だけ。地球に対する諸悪の根源な私達。

同じ人間の命さえ無機質に奪う戦争を、生きるに満たされているはずの人間同士が未だ行い、地球を壊し続ける人間という傲慢な生物への警告の始まりが、コロナではないのだろうかと思わずにはいられない。

にゃんこ喫茶から話がずれすぎたけれど動物達が教えてくれることが尊くて、特に野良猫に関わると視点が真面目になってしまいます。

プロポーズフラワー

ラグジュアリーフラワー

※ここに写真登場している地域猫(さくら猫)達には、弊社アトリエ敷地内の庭と食事を提供していますが、野良猫として生きる上での安全のため触れることはできない距離を保ち、人馴れさせないようにしています。

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