平成22年度(昨年)の話になりますが・・・
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会・NFD講師対象講習会に出席してきました。
「西洋絵画のなかの花」の歴史をたどりながら、描かれた花の意味や、花の画家、その作品、
時代様式と花について、目白大学・美術史家の小林頼子教授に講義いただきました。
近代にいたるまでの代表的な花の絵とその画家も知ることができ
水彩画で花スケッチを習っているマイスタリンなので、
今まさに知りたいことそのまま、とても興味深い講義の内容でした!
そもそも、ヨーロッパにおける花の絵というのは象徴的な意味を持つものであって
そして、ヨーロッパで儀式における装花やキリストにかかわる伝統的なデコレーション
をする際には花の持つ象徴的な意味を理解しておく必要があります。
私の、ドイツでのマイスター試験・論文テーマの一としてももちろん含まれていました。
マイスター試験のために必死でドイツ語の参考図書をかき集め論文をまとめましたが・・・
もし、当時この「花と果実の美術館」(小林頼子著)が手元にあれば
あんなに苦労せずに論文がかけたのに~(T_T)と思えるポイントが載っています。
ヨーロッパにおける花の伝統を知ることのできる内容なのでお勧めです。