蔦屋書店の「枚方T-SITE」へオープン早々、おのぼりしてきましたよ♪
自分の生まれ育った土地のおのぼり写真をとる日が来るとは思ってもみませんでしたが(笑)
こんなにもリアルに「一つの時代」を作り出してきた
「ツタヤ」という存在に敬意を払わずにいられないと感慨深い「枚方T-SITE」
創業の地にもどり「故郷に錦を飾る」とはまさにこのことだなと思いながら
新しくなった、いつもの風景にシャッターを切る。
蔦屋さんといえば、マイスタリンが子供の頃このビルのはす向かいの道路脇にあった小さな本屋。
子供の印象では、ちょっと汚くて乱雑とした印象の片隅にある町の本屋さん。
まさかそれが全国制覇どころか世界進出する蔦屋の始まりのお店だったとは。。。
お小遣いを握りしめて、自分で好きな本を選ぶのが楽しかった昭和な思い出(笑)
枚方市駅に三越と近鉄百貨店の2つの百貨店が競合していた頃、
当時、近鉄百貨店内にも蔦屋があった様な気もする・・・
カセットテープ時代からのCDレンタルショップだったこともおぼえています。
あの蔦屋がこの蔦屋の始まりの店とはつゆ知らず、
大きくなっていった頃は同じ名前の別のツタヤが有名だと思っていたくらい(失礼)
枚方の三越が閉店し、枚方の玄関口ともいえるビルの1階2階にTUTAYAが入った時
片隅にあった本屋が全国制覇して、一等地に戻ってくるってすごいと感動したのですが、
近鉄百貨店の閉店後に、蔦屋が大きくなるきっかけだったであろうそのビルを
近代的なビルに建て替えて、蔦屋のビルにしてしまうとは。。。
三越も近鉄も、2つの百貨店は今はどちらも蔦屋です。
枚方にT-SITEをたてなくても、もっと話題性があって、もっと確実に利益の出る
もっと人がたくさん集まる場所は、日本全国にたくさん候補があるはずです。
勝算あってのビジネスだとは思いますが、
利益よりも、創業の地への恩返しの意がきっと大きい。
そう感じさせる懐のデカさが、かっこいいと感じずにいられない「枚方T-SITE」
成功するってこういうことなんだと思う。
店内にはいると、感じることことはきっと人それぞれ、
そして年代ごとにも感じ方が違うと思います。
一歩先の時代のニーズを先に読んで提案すると、
最初はきっと視野の狭い頭の固い人達に小馬鹿にされつつ
少し時が経つと、まるで最初から望んでいたものだった様な世の中に。
世の中がそっていくのかも。。。
潜在的に望んでいるものを作り出しているからなのか?
それとも潜在的に望んでいたと思わされているのか?
「時代が求めているものを先回りして発見して時代を作る」
「人が求めている今ここにないものを提供する」
モノにあふれた世の中なのに、本当に欲しいモノが見つからない。そんな人が多い時代。
モノが売れないのではなく、欲しいモノが提供されていないのではないの?
そして人が欲しいのは、モノではないことに気がついている人といない人。
蔦屋は気がついている人の会社だと学びの多い「枚方T-SITE」でした。