(株)マイスタリン・社長ブログ
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見えているものと見えていないもの

2025年もついに最終日となってしまいました。今年も沢山のご愛顧をいただき感謝の気持ちでいっぱいです!本当に有難うございました。

2026年から先の未来も末永くご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

さて質問です、下の写真?下の絵?は何でしょうか??

モネ絵画

答え、モネの絵画を寄りで写した写真。(美術館にて写真撮影可として展示されていた作品です)

モネといえば、フランス・印象派を代表する柔らかく優しい雰囲気の植物の風景画をイメージすると思いますが、モネの絵のパーツのみを切り取って寄りでじっくり見ると、なんだこれ?にしか見えないのに引きで見ると美しい不思議な印象派の絵画。
まあ、こんなことを私が説明しなくても世界中の人がそんなことは知っている、いわずと知れたモネの絵。

花をデザインすることが生業なので、世界各国の美術館や博物館に足を運んだ際に必ずチェックするのが「花を描いた絵」なので、モネの絵画はかなりの数の本物を見てきましたが、長年理解できなかったのがモネの晩年に描いた絵画たち。晩年に彼は精神を病んで、別の世界に行ってしまったのだろうか?とこれまでは思っていました。見えている世界が違いすぎる人の描いた絵にしか思えなかったから。。。

晩年の絵は作品集などの出版物ではあまり目にしないのと、実物からしか感じられないものもあるので伝わりにくいと思うのですが、一般的にイメージするモネの睡蓮の空気感とはまた違うのでこの写真を参考にすると少しわかりやすいかもしれません。

ところがついに、モネの晩年の絵への謎が解けました。自分が若輩者だと気付かせてくれるのが世界の巨匠の晩年の絵画だと。

人生の大先輩な先生がおっしゃっていたのですが、
「年をとればとるほど今まで見えていたものがどんどん見えなくなっていく。白内障、緑内障、失明、人それぞれに見える世界が変化する。輪郭が消えてぼんやりとし見える色も変化する。どんな絵を描くかによるけれど、ぼんやりとしか見えないからこそ若い時には見えなかった世界が自ずと描けるようになるのが楽しい。」という話。

近眼の人なら理解できるであろう、裸眼で見る夜景の方が幻想的で美しいと感じる感覚に近いのかも。

今の自分がみえているものがみえなくなったら、今の自分には見えていないものがみえてくる。今の自分にはまだ見えていない世界が目の前にあるということをモネの晩年の絵を見れば理屈でなく理解ができる。彼の絵は深いのだ。描き続けた人生の時間に比例して深い。

なんだかよくわからない話になってしまったけれど、モネの晩年の絵から見えたみた、見えていなかったものが2025年の一番の気づきでした。

 

おまけ。ある朝のSamenumbers

車を走らせる前には必ず出発時刻とガソリン残量を確認するのですが…驚いた。縁起が良さそうすぎる八並び。確率的にありえなさそうなゾロ目のメッセージが伝わった気がする大晦日。8時8分まで待てばよかったかもと思いつつ、そもそも8時出発じゃ遅いでしょ?な朝のSamenumbersでした。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

プロポーズフラワー

ラグジュアリーフラワー

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