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(株)マイスタリン・社長ブログ

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ゲートウェイ21の破綻で思うこと

一言に、海外留学といっても色々あります。

私は無謀にも自己資金で20代後半にドイツに飛び、ドイツの国公立の学校に独力で入学し、母校においてはアジア人初の卒業生及びマイスターの国家試験を合格することができました。

ドイツでマイスターの称号を得て、日本に帰国した私に多くの人が言ったこと

「どのみち親の金でヨーロッパに行って、挫折して帰ってきたんでしょ?」
なめんじゃないよ!!!
 と、声を大にして言いたいところだったけど(で今いってみた。失礼しました。)

日本人海外留学生の大半は親がお金をつんで、親の意思で留学しているのが今の日本の現状なのだから仕方がない。

親の引いたレールをはしり、親のコネで就職し、職場にまで親が口をはさんでしまう環境が日本では普通なのだから、外国にいって何かをするのも同じ感覚なのかもしれない。

自分でリスクを負って、誰に反対されようが、自分で手に入れたいものがない限り、外国生活は甘いものではないし簡単に乗り越えられるものではないと思う。
国家に物言えるほどの特権階級のご子息でない限りは、親のコネや権力は通用しないし、親のコネとお金と権力で海外留学するから、結果ただのご遊学になっている現実。
海外生活経験や視野を広げる目的ならそれはそれでありだと思います。
そういう意味では、親の意思で留学してもちゃんとモノになる人は、どこで何をしてもモノになる人物なのだろうと思う。
私が、ドイツで出会った人達の中で、変な言い方だけれどゴールまでたどり着いていた人たちは、みんな自分の意思で自分の力で道をつくり、自分で道を切り開いた人。
それが日本という安全で恵まれた国を離れて、外国で何かをするということだと思う。

ゲートウェイ21破綻の主たる原因や経営状況等、難しいことはわからないけれど、こういう会社がここまで大きくなれたということが良くも悪くも日本の留学生事情を象徴しているように思えてならないマイスタリンでした。

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